11月25日に定例記者会見を行いました。会見内容は下記のとおりです。
報道機関の皆様方には、ご多用の中、お集りをいただき、ありがとうございます。
日頃より様々な本市の取り組み状況を広く発信いただいておりますとともに、市政発展にご協力をいただいておりますことに対しまして、心より感謝を申し上げます。
さて、熊の目撃情報が連日のように報道され、他市においては熊による大きな人的・物的被害が後を絶たない状況となっております。
本市においても同様に、熊の目撃情報が例年に比べ増え、捕獲頭数も昨年の7頭に対し、本年は現時点で23頭と増えており、目撃情報等があった際は市民の皆様に対し、防災無線等を通した注意喚起や通学路での見守りなどを行っているところです。
また、9月から緊急銃猟制度が開始されたことから、鳥獣被害対策実施隊や警察署と連携を図り、緊急銃猟にかかる実施体制を整えてまいりました。
引き続き、市民の安心安全を確保してまいりますので、報道機関の皆様におかれましては、ご支援のほどお願いいたします。
また、インフルエンザが大変流行しております。小・中学校等で学級閉鎖も出ています。コロナの教訓を生かしながら、感染予防を徹底してまいりたいと考えておりますが、報道機関の皆さんもご留意いただき、ご活躍いただければと思います。
それでは、次第により今後の取り組みを発表させていただきます。
資料1をご覧ください。
令和9年1月1日に誕生20周年を迎えますことから、ロゴマークを募集したところ、市内外から計450点の応募をいただきました。
その中から市が選考した7点につきまして、9月10日から10月9日までの1か月間、市内在住・在学・在勤の方を対象として投票を行い、計1,162人の方から投票をいただきました。
その結果、最多得票267票を獲得しました、堀井優美さんの作品を、最優秀作品として本宮市誕生20周年記念ロゴマークに決定し、また、その他6作品を優秀賞と決定いたしましたので、報告いたします。
最優秀賞の堀井さんは、現在は川内村在住ですが、旦那さんのご実家が本宮市内であることから、本市にもよく訪れており、その関係で応募いただいたものです。
記念事業につきましては、現在内容の検討を行っているところですが、令和8年度及び令和9年度の2か年で予算を計上し、このロゴマークを活用しながら市内外に発信し、事業を展開してまいりたいと考えておりますので、報道機関の皆様におかれましても、広く周知していただきますよう、ご支援をお願いいたします。
資料2-1をご覧ください。
はじめに、中学校体育館への空調設備設置についてであります。
近年の夏の高温化の状況から、学校生活環境向上と災害時避難所機能強化を図るため、次年度より中学校体育館へ空調整備を進めるための実施設計を行います。
各施設に最適な空調方式を検討し、次年度での設置に向けた準備を進めてまいります。
今後、中学校体育館への整備に続き、順次、小学校体育館への整備を進めてまいります。
次に資料2-2をご覧ください
本宮小学校 西校舎及び南校舎2階への暑さ対策についてであります。
この夏、本宮小学校 南校舎及び西校舎・2階の各教室につきまして、エアコンを稼働しても暑い状況が続いたことから、急遽、スポットクーラーを設置する等の対応を行いました。
今回、次年度の夏に向けた対応といたしまして、2階各教室等の窓へ遮熱フィルム施工を行います。
この対策により、夏場教室の室温を5℃から7℃下げ学校生活環境の改善を図ってまいります。
次に資料2-3をご覧ください。
社会教育施設である、白沢公民館各分館大ホール空調設備の設置についてであります。
災害発生時の避難所機能の向上及び、夏場の暑さ対策のため白沢公民館分館のうち、改修工事が完了した長屋分館及び今年度改修を行う稲沢分館を除いた、糠沢・松沢・和田・白岩、各分館の大ホールに空調設備を設置いたします。
これらに必要な予算は、12月補正で計上し、児童・生徒や市民の皆さんが快適に過ごすことができる環境を整えてまいりたいと考えております。
広間には空調設備を整えておりますが、この大ホール、軽運動場を兼ねておりますので地域の皆さんが気持ちよくご使用いただけるよう整備してまいりたいと考えております。
資料3をご覧ください。
本市出身の佐原奈生子選手が所属するハニービー石川と大阪ラヴィッツのハンドボールリーグH公式戦を開催いたします。
昨年度、福島県で初となるハンドボール女子プロリーグの試合を開催し、多くの方においでいただき、選手の活躍している姿を身近にご覧いただくことで競技力・競技人口の向上につなげることができました。
今年度においても、今月26日からオランダとドイツで開催されている、ハンドボール女子世界選手権の日本代表に選出されました、佐原奈生子選手が活躍している姿を身近で見てもらうことで、競技人口の増加と競技力向上に資するとともに、本宮市のPRにつなげていくため、実施するものであります。
開催期日は、令和8年2月22日日曜日の予定で、会場は本宮市総合体育館となります。
市では、多くの方においでいただけるよう、準備を進めており、本市の元気を発信しながら、試合を盛り上げて参りたいと考えております。
また、12月26日金曜日には、本宮市総合体育館において、本宮第一中学校卒業生で、男子ハンドボールリーグHのトヨタ自動車レガロッソ宮城に所属しております、阿部奎太選手と矢作宙選手を講師に迎え、ハンドボール教室を開催いたします。男女合わせまして「ハンドボールのまち もとみや」の復活を目指してまいりたいと考えておりますので、報道機関の皆様におかれましては、ぜひ広く周知していただきたく、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
資料4をご覧ください。
本市では「だれもが いつでも どこでも読書にふれることのできる街 もとみや」を目指し、さらなる読書の機会の増加・多様化を目的とした図書館サービス向上DX化事業を進めて参りました。
このたび本事業の一環である電子図書館サービスの供用を開始いたしますので、ご報告いたします。
11月よりプレオープンとして運用を開始した小・中学校では、朝の読書活動や授業で児童・生徒たちが活用しており、実際に使用した子ども達からは「学校の図書室にない本があって、読むのが楽しみ」や「検索ができたり、ジャンルから選べるからとても便利」といった声が寄せられております。
12月1日からは、グランドオープンし、一般の方々への供用を開始いたします。
電子図書館名は、「もとみや電子夢図書館」とし、提供するコンテンツは、文芸書、実用書や、児童書・絵本、オーディオブックなど、約12,000点を予定しております。
今後も、紙とデジタル双方の利点を生かし、読書環境の充実を図りながら、さらなる読書活動を推進してまいりたいと考えております。
特にこれから寒い時期に入ります。図書館まで足を運ばなくても自宅で読書ができる、そういったPRをさせていただきながら12月1日を迎えたいと考えております。
資料5をご覧ください。
令和8年4月より、保育所や幼稚園などに通っていない児童を対象に、保護者の就労要件等を問わず、誰でも利用できる保育サービス「こども誰でも通園制度」を開始いたします。
実施場所は、本宮市立まゆみ保育所、施設内の多目的室となります。
対象者は、0歳6か月から満3歳未満の児童、利用時間は9時から16時とし、月10時間以内の利用といたします。
利用料等については、保護者負担額を1時間あたり300円と設定しております。
なお、本市の独自支援としまして、副食費については、認可保育所と同様に月額4,500円の日割り相当額180円の半額90円を支援し、保護者負担を1食あたり90円と設定いたしました。
また、物価高騰による単価の上昇が生じた場合については、保護者負担を求めず、市において支援して参りたいと考えております。
1日当たりの入所定員については、本宮市こども計画策定時のアンケート調査結果を参考とし、1日当たり計4人の定員といたします。
なお、保育士については、2人を配置予定であります。
事業開始にあたり、保護者の皆様へは、制度周知とPRを実施し、こどもの育ちを応援して参りたいと考えております。
資料6をご覧ください。
上下水道事業においては、管路、施設の老朽化に伴う更新事業等の増大により技術職員の不足といった課題を抱えており、また、国においては、改修事業等の補助要件に官民連携を条件としたところです。
これを受け、本市といたしましては、有効な民間委託手法として、上下水道における官民連携いわゆるウォーターPPPを導入してまいります。
期間は、令和9年から10年間とし、形態は、管理・更新一体マネジメント方式レベル3.5となります。
これは、施設の維持管理については、民間の創意工夫による運営方式が実施しますが、施設の更新に対しては、市が主体的に動いてゆき、上下水道事業の根幹である運営権を委ねないというものであります。
今後、令和8年度にプロポーザルにより事業者を決定し、移行準備期間を経て、令和9年度より導入し、市民生活に欠かせない上下水道サービスを将来にわたって安定的に提供し、持続可能な上下水道事業を運営してゆく方針であります。
資料7をご覧ください。
本宮市戦没者追悼式を、11月28日金曜日 午前10時より、白沢公民館大ホールにおいて、開催いたします。
今年、戦後80年の大きな節目を迎える中、近年、ご遺族の皆様方の高齢化が進み、参列者が減少しており、いかに平和への思いを次の世代へ繋いでいくかが、課題であります。
そこで、未来を担う若い世代へ継承していくため、戦後80年の今年は、白沢中学校の全校生徒153人に参加いただき、改めて平和の大切さを確認し、不戦の誓いへの決意を新たなものとしたいと考えております。
報道機関の皆様におかれましては、本市の「恒久平和への願い」を、広く発信していただきたく、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
資料8をご覧ください。
市では、県の百日川河川改修に伴い、関根橋の架け替えを行っております。
橋梁は令和6年度に完成しておりますが、関根橋前後の道路と、市道関根線の改良工事が本年12月中に完成し、関根橋の通行が可能となります。
12月23日には、開通記念式を開催し、関係者の皆様をお招きした中で、テープカットやみずいろ保育所の園児による歌や踊りの披露を行う予定です。
周辺地域は宅地化も進んでおり、本路線の開通により、さらなる利便性の向上が図られるものと考えております。
資料9をご覧ください。
その他の主なイベントについてお知らせいたします。
まずは、浅草寺での観光物産展の開催についてであります。
今月29日と30日の二日間、東京都台東区浅草の浅草寺境内で観光物産展を開催し、出店いたします。
この観光物産展は、浅草寺様のご協力により、幹事市を本宮市とし、本宮市、二本松市、大玉村の3市村で構成する「安達地方観光物産振興協議会」と「福島県」が、「福島県と安達地方の観光物産展」と題して、震災や原発事故の風評払拭を目的として毎年開催しております。
本市からは、「本宮産品首都圏販売促進協議会」に加盟する13の団体が出店し、各ブースで農産物や特産品を販売しながら、福島県のへそのまち もとみやの魅力、元気の発信を行ってまいりたいと考えております。
つづきまして、「岩崎宏美&国府(こくぶ)弘子(ひろこ)ピアノソングス」の開催についてであります。
歌手の岩崎宏美さんと、ピアニストの国府弘子さんによる、冬の夕暮れ、心温まる歌声とピアノで織りなす極上のひと時をお送りいたします。
期日は12月7日、日曜日の午後4時開演であります。
全席指定で販売いたしましたが、お陰様で完売となりました。
今後とも、より優れた芸術文化の鑑賞の機会を提供してまいりたいと考えております。
資料10をご覧ください。
令和7年第6回本宮市議会定例会が12月1日から開会されますので、上程いたします議案等について説明を申し上げます。
なお、本定例会、冒頭において、過日逝去されました伊藤隆一副議長のご冥福をお祈りし、黙とう及び追悼演説を捧げることとなっております。
議案等は、お配りさせていただきました議案書の付議案件のとおり、議案12件、報告1件であります。
今回の補正予算規模については、一般会計4億1,605万3千円の増、特別会計262万4千円の増、企業会計2,003万7千円の増、全会計合計で4億3,871万4千円の増となっております。
一般会計補正予算の主な内容につきましては、先にご説明しました、教育施設の空調設備設置等に係る経費、こども誰でも通園に係る経費のほか、本宮市ふれあい美術館において、本市出身のアニメーション監督押山清高氏の作品を収蔵するための絵画制作委託料及び英国自動人形展に係る経費、プリンス・ウィリアムズ・パーク屋外あそび場の木製遊具を更新するための経費、障がい介護給付及び障がい児給付の増額補正などをそれぞれ計上しております。
次に、その他の議案等の内容でありますが、
・専決処分の承認を求める議案が1件、
・だれでも通園制度に係る条例制定が2件、
・条例の一部改正が3件、
・工事請負契約についてが1件、
・市道路線の認定及び廃止が各1件、
・各会計の補正予算が3件、
となっております。
その他の会計及び詳細につきましては、配布いたしました議案及び資料をご参照くださるようお願い申し上げます。
以上で、説明を終わらせていただきます。